♪「フィガロの結婚」に登場する個性豊かな人々

「フィガロの結婚」にはたくさんの人物が登場します。身分も貴族から庭師までいろいろ。

個性豊かで愛すべき人々を紹介いたしましょう。

 

  • アルマヴィーヴァ伯爵:近頃伯爵夫人への愛情が冷め、他の女性を口説いたりしている。
    今日結婚式を挙げるスザンナも誘惑している。
  • 伯爵夫人(ロジーナ):領民たちの憧れの女性。夫の愛が冷めてしまったことを悲しんでいる。

  • フィガロ:以前は「セヴィリアの理髪師」だった。
    伯爵が夫人と結婚する際に一役かった功績により、現在は伯爵の召使をしている。

  • スザンナ:伯爵夫人の小間使い。今日フィガロと結婚する。しかし、伯爵の執拗な誘惑もあり悩みは尽きない。
  • バルトロ:医師。ロジーナが結婚する前には彼女の後見人で、若くて財産もある彼女との結婚を目論んでいたが伯爵に奪われてしまった。この結婚に一役かったフィガロを恨んでいる。

  • マルチェリーナ:女中頭。フィガロとの結婚を望んでいる。彼女はフィガロに金を貸し、返せない場合は彼女と結婚するという証文を持っているためフィガロとの結婚に自信をもっている。フランス語も解し、教養はあるらしい。
  • ケルビーノ:小姓。思春期の青年でどんな女性を見ても心ときめいてしまう。特に伯爵夫人には強い憧れを抱いている。女の子のように美しい少年。
  • バルバリーナ:スザンナの従妹。ケルビーノのガールフレンド。大人たちがドキッとするような発言もある。
  • バジリオ:音楽教師。伯爵の誘惑の仲介もしている。しかし伯爵の絶対的な支持者ではない。情勢を見て態度を変えるタイプ。
  • アントニオ:庭師。バルバリーナの父で、スザンナの伯父。いつも飲んだくれているらしい。
  • クルツィオ:法律家。
  • 領民たち